ホテルの幽霊話は定番の怪談ネタです。
スピ女さんの中には、宿泊先で実際に怖い思いをしちゃった人もいるかもしれません。
今回は、そんなホテルの幽霊話を、アイルランドのニュースを紹介するメディア「IrishCentral」(2018年10月8日付)から紹介します。
シェルボーン・ホテルの一室で頻発する怪現象
海外ツアーで人気のあるアイルランドの首都ダブリンの中心部にあるシェルボーン・ホテルは、最も有名な高級ホテルの1つです。観光客に大人気で、評価も5つ星!
歴史を感じさせる趣ある外観と、落ち着いた雰囲気の室内。こんなホテルに私も泊まりたい!
そんなシェルボーン・ホテルの一室で怪現象が起こるんですって。
不気味な音が鳴ったり物が移動したりするポルターガイスト現象だけじゃなく、女の子の幽霊まで現れるんですよ。
アイルランド放送協会のドキュメンタリー番組は、ホテル管理人の証言を紹介しました。それによると、問題の部屋に泊まった客が何人も、恐怖のあまりパニックに陥って、叫び声を上げながら逃げ出してきたことが何度もあるっていいます。半年に2、3回は、洗面台や浴槽、シャワーなどが勝手に動く超常現象が起こっているとか……。
これじゃあ、「何が起こっても大丈夫!」という勇気ある人以外はとても泊まれません。豪華な部屋なのにもったいないですね。
ゴーストバスターが超常現象の調査に乗り出した
何人もの宿泊客が「幽霊が出る」と騒ぐものだから、ホテルのスタッフの一人がその真偽を確かめるため、問題の部屋で夜を過ごしました。
そのとき実際に起こったのは、蛇口が勝手に開いて水が流れ出すポルターガイスト。続いて、“シートのような白いもの”が現れて……。いやぁ、怖い!
スタッフが体験した怪現象を引き起こしているのは、1791年にコレラで死亡した7歳の少女、メアリー・マスターズの霊だといわれています。
2015年、シェルボーン・ホテルに泊まったハリウッド女優、リリー・コリンズさんが、この少女の霊の存在を感じたっていいます。
有名な女優さんまで幽霊の存在を認めちゃったので、ホテルも何もしないでいるわけにはいきません。
アイルランド国内トップの実績を誇る超常現象調査チーム「アイリッシュ・ゴーストバスターズ」が調査に乗り出すことになりました。
「ゴーストバスターって何?」って場合は、以下の記事を読んでみてください。

アイリッシュ・ゴーストバスターズのトップ、ティム・ケリーさん(48)は次のように言います。
「シェルボーン・ホテルの幽霊は、最も興味深いケースだと思います。そこで何が明らかになるのか、とてもワクワクしています。
私たちが調査を依頼された“呪われた家”の約9割は、合理的な説明によって問題が解決しています。
たとえば、水道管から床下に水が滴って、何かを叩くような音を出すことがあります。
他のケースでは、配線が良くないために電磁場が強まって、居住者が妄想に囚われ、何かを見てしまうと思い込むこともあります。
それから、屋根裏のカリカリという音を調べると、大抵はネズミが原因です」
ケリーさんは、サーモグラフィカメラや強力なオーディオ機器など、ハイテク機器を駆使して調査します。それでも怪現象を解明できない場合は、心霊専門家に“お祓い”してもらうことを勧めるんですって。
ゴーストバスターは少女の幽霊に勝利できるか?
シェルボーン・ホテルの一室で起こる怪現象は、ゴーストバスターの力で解決できるのでしょうか?
少女の幽霊vs科学の力!
う~ん、なかなかおもしろい展開になってきましたね。勝利するのはどっちなんでしょうか?
世界中には、解決されていない謎がまだまだたくさんあります。
参照:IrishCentral